施設に入所している母との面会は悲しいけれども楽しい。

私の母は95歳です。8年ほど前から特別養護老人ホームに入れていただきました。それまでは在宅で介護していましたが亡き父と2人の介護でしたので妻が倒れてしまい、
父と母どちらかの施設を探しましたが当時は介護保険が始まって間もないころで施設もあまりなく、二人とも在宅で介護するしかありませんでした。
そのうち日帰りの施設や短期入所の施設が出来始まりそこへ母を預けるようになりました。でも短期も空きがあまりなくほとんどは在宅でした。
老人保健施設という施設が出来始めましたがここも3か月が限度で出されてしまいます。母は老健を何箇所も行きました。その頃には特別養護老人ホームも出来始めました。
父も母も申請しましたが母だけが申請後3年後に今の特別養護老人ホームへ入ることが出来ました。父は在宅で亡くなりました。

母はその頃もうすでに完全な痴呆になっており私のことも何もかも忘れてしまっていました。さらに前にいた老健で転んで両足を骨折してしまい、
それからは寝たきりになってしまいました。今は特別養護老人ホームがたくさんできてすぐ入れるそうで良い世の中になりました。しかも今のは個室です。
私と妻は1週間交代で週に1回は面会に行くようにしております。お昼の時間に行きご飯を食べさせます。脳がやられているので満腹感がないようでいくらでも食べます。
しかしすぐお尻から出てしまいますのでほどほどにしておきます。内蔵は丈夫でどこも悪いところはありません。
話しかけると大きな声でハイと返事をしたりうなずくこともありますが、本当は何もわかっていないことは長年面会に来ている私たち夫婦は知っています。
悲しくて涙がそのたび出ます。でもハイと大きな声で返事をしてもらえると楽しくもなります。「お袋苦労をかけてごめんな」と言っていつも私は施設を後にします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です